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2008年 12月 10日
★「絵巻水滸伝」官軍名鑑・十節度使編(二)
「絵巻水滸伝・第2部」には、梁山泊の好漢たちのほかにも大勢の人物が登場します。その中から、討伐軍の中核をなす十節度使をご紹介しましょう。

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“千手”項元鎮

瑯邪彭城節度使。弓の名手。その続けざまに矢を射ること、千本の腕を持つがごとし。歴戦の壮士で、額に大きな刀傷がある。
もとは芒湯山の賊で、泰山奉納試合で招安を受けた。その後、芒湯山に籠もったのが梁山泊の“混世魔王”樊瑞、“八臂那托”項充らである。芒湯山は項充の地元であったので、「項」というのは一帯に多い姓なのかもしれない。

※文中の「瑯邪」は、正しくは瑯【王+邪】です。
※文中の「芒湯山」は、正しくは芒【石+湯】山です。
※文中の「那托」は、正しくは那【口+托】です。

by suiko108blog | 2008-12-10 01:13 | 絵巻水滸伝人物名鑑【官軍】 | Comments(4)
Commented by 水滸無双 at 2008-12-10 21:41 x
こんばんは。
十節度使の紹介ありがたいです。
王煥と項元鎮は本編でも登場シーンが多いですが、リーダー格なんですかね?
その他の節度使も手強そうで、本編の更新が今から楽しみです。

Commented by 雲海 at 2008-12-10 22:07 x
こんばんわ。
今夜はちょいと一杯飲んでの書き込みなんで乱れたら失礼。
十節度使がここまで掘り込まれた登場人物となったのは珍しいことなんではないでしょうかねぇ。項元鎮はやっぱり花栄・張清と対戦してみて欲しいですな。老風流と林冲の戦いも熱かったですし。
ともあれ、今後も期待して待っておりますですよ。
Commented by 耶律夷列 at 2008-12-10 22:24 x
 原典では活躍しない節度使もいますが、当時の人達にとっては出てきただけで彼らが大物であると解る(そして出てきただけで満足してもらえる)有名な10人だったんでしょうね。
 方臘征伐に出てこないのは設定上は童貫との関係が希薄だからということになるんでしょうけど、水滸伝発展史上の事情も隠れていそうで水滸伝の奥深さを感じます。
Commented by suiko108 at 2008-12-11 21:56 x
十節度使はもとはそれぞれが主人公の物語を持っていたヒーローのようですね。今では、物語自体が全部残っているのは楊温だけでしょうか。あとは、あらすじが少しか、タイトルだけとか…残念ですね。


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