2008年 10月 25日
水滸傳絵詞之二『少華山の三傑』
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 天に云う。われら三人、同じ日には生まれずとも、ただねがわくは同じ日に死なん。たとい劉備・関羽・張飛が義心に及ばずとも、その志はこれおなじかるべし──。
“桃園の誓い”に倣い、少華山の三頭目は義兄弟の契りを結びます。史進と共に梁山泊に合流、朱武はその神算鬼謀をもって山寨に重きをなし、軍略においては、呉用を凌ぐものがありました。
“宙を飛ぶ虎・陳達”、“人を食らう白い大蛇・楊春”、“神の知謀を持つ男・朱武”、彼らが“龍の子”史進と出会うことにより、伏魔殿より目覚めた運命の悪魔星(あくまぼし)は、ようやく動き始めます。

『跳澗虎 陳達(ちょうかんこ ちんたつ)』
『白花蛇 楊春(はっかだ ようしゅん)』
『神機軍師 朱武(しんきぐんし しゅぶ)』

絵巻水滸伝(第1巻)


                              絵と文★正子公也
*『絵詞』は1996年に描いた水滸伝人物画約20点に添えられた、正子公也の文章を当時のまま、掲載しました。(初出;光栄刊「水滸伝」好漢ファイル)
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# by suiko108blog | 2008-10-25 01:51 | 水滸傳絵詞 | Comments(4)
2008年 10月 24日
水滸傳絵詞之一 『九紋竜 史進』
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 雲間にかかる月が、徐々に明るくなるにつれて、棒を振る若者の背中の影から、竜が一匹、二匹……と姿を現しました。蒼ざめた月光に汗はきらめき、竜の息吹と見まごうばかりの蒸気となり、立ち上ってゆきます。
「なかなかうまい。見世物にはちょうどよい」
 九匹の竜の刺青をしたその若者は、棒の手をやめ、声のした方にゆっくりと振り向きます。
「──客人。いま何と申された」
 その眼は、挑戦的で傲慢で、しかし熱く気高い、竜の眼でした。王進(おうしん)は何か得体の知れない大きな力に、引き寄せられるのを感じました。かくて王進は、この若者に、武芸十八般、己の知りうる総ての秘奥を伝授することになります。
 天に散った百八つの星が、地上に宿命した最初の男──史進(ししん)。あだ名を“九紋竜(くもんりゅう)”。流浪の武芸者王進との運命的な出会いによって、浪に跳る蒼き竜児は、天をつらぬく玉竜へと成長してゆきます。
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                              絵と文★正子公也

1996年7月、正子公也は筆をエアブラシからMacintoshに持ち替え、コンピューター・グラフィックスに挑戦します。(当時の機種はMacintosh Performa 5210)
試行錯誤のすえ制作された、記念すべき第一弾が「九紋竜 史進(くもんりゅう ししん)」でした。今回、掲載したのは、加筆修正した画集バージョンです。初期バージョンは、キノトロープのサイト内「梁山泊の108人」で見る事が出来ます。
『絵詞』は1996年に描いた水滸伝人物画約20点に添えられた、正子公也の文章を、当時のまま掲載しました。(初出;光栄刊「水滸伝」好漢ファイル)
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# by suiko108blog | 2008-10-24 00:59 | 水滸傳絵詞 | Comments(0)
2008年 10月 23日
★『絵巻水滸伝』WEB版予告編・80★
絵巻水滸伝第二部、好評連載中!
WEB版の予告編で、第一部を振り返ってみましょう。
この予告編はWEB上のみに掲載され、順次、消えていったため、見たことのない方も多いのではないでしょうか。
数々の名文に彩られた“幻の予告編”、どうぞお楽しみください。
※各回の回数については、単行本化にあたって再編成をしているため、WEB版と実際の回数には違いがあります。(WEB版の第八十回は、魁星出版絵巻水滸伝(第10巻)収録第六十九回に相当します)

『絵巻水滸伝・八十回 天命』
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六韜三略を諳じ管弦の道を究め、左右から繰り出される二本の槍は神出鬼没、「英雄双槍将」「風流万戸侯」としるした二旒をなびかせ、先陣破りの“董一撞”──一撃の董、その名を“風流双槍将”董平。
有翼の虎を旗印に、“花項虎”と“中箭虎”を両翼に従え、礫を飛ばせば百発百中、眉目清らかに狼腰猿臂、相貌秀で貴公子の如し、人呼んで“没羽箭”張清。

水滸伝七十回の後半を彩る、異色の花形である。

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# by suiko108blog | 2008-10-23 01:00 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(0)
2008年 10月 22日
★『絵巻水滸伝』WEB版予告編・79★
絵巻水滸伝第二部、好評連載中!
WEB版の予告編で、第一部を振り返ってみましょう。
この予告編はWEB上のみに掲載され、順次、消えていったため、見たことのない方も多いのではないでしょうか。
数々の名文に彩られた“幻の予告編”、どうぞお楽しみください。
※各回の回数については、単行本化にあたって再編成をしているため、WEB版と実際の回数には違いがあります。(WEB版の第七十九回は、魁星出版絵巻水滸伝(第10巻)収録第六十八回に相当します)

『絵巻水滸伝・七十九回 帰還』

奇しくもタク鹿の野に相まみえる、数多の官軍と、梁山泊の仲間たち。
この一大決戦、何れが制するのか──知るは、天のみ!

そして、幽鬼の如く戦場を彷徨いながら、“おそろしい敵”と戦い続ける、二人の男──史文恭と盧俊義。
はたして、“玉麒麟”盧俊義とは何者なのか。この男に与えられた宿命の星・天コウ星の“めざめ”、それは──。

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# by suiko108blog | 2008-10-22 02:00 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(0)
2008年 10月 21日
「全国版 戦国武将群雄譜 国人・大名・異能衆伝」大好評発売中!
歴史群像シリーズ特別編集「全国版 戦国武将群雄譜 国人・大名・異能衆伝」が発売されました。
近年の戦国ブームのなか、多くの戦国武将が脚光を浴びていますが、あまり知られていない武将のなかにも英雄豪傑はたくさんいます。そんな彼らにスポットをあてた「全国版 戦国精強家臣団 勇将・猛将・烈将」の続編と言うべき一冊。
カラーグラビアには正子公也の絢爛戦国絵巻「続・戦場往来」が掲載されています。興味のある方は是非ご覧下さい。
未発表のあの武将ほか、書籍未収録作品も多数登場です!

望むは刹那の生か、永遠の名か。乱世に生を享けた戦国武将たちは常在戦場の日を送り、命尽きるその瞬間まで己の信ずる道を駆け続けた。東北から九州まで、全国に煌く将星たちと、乱世を彩った忍者・公家・茶人・剣豪・女性たちの軌跡。

全国版 戦国武将群雄譜 国人・大名・異能衆伝
出版社:学習研究社
価格:1,800円 (税込 1,890 円)
サイズ:B5 
ページ数:168p
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# by suiko108blog | 2008-10-21 01:10 | Comments(2)