四月四日の今日は、二十四節気のひとつ「
清明節」です。(旧暦では三月八日になります)。
この頃は、草木が萌えだし、空は爽やかに晴れ、一年のうちでも最も明るく美しい季節です。
種から芽吹いた草木が成長し、なんの芽か分かる頃、でもあります。
中国では、古来から、この日は人々が郊外にある墓地へ墓参に行く習慣がありました。昔、中国の主な都市は城壁に囲まれていましたが、墓地は必ずこの城壁の外に作られたのです。
清明節は、亡き人を偲ぶとともに、親しい人と連れ立って野歩きをして、爽やかな郊外の風景を楽しむ行楽の日でもありました。
林冲と妻の雪蘭が初めて出会ったのも、この清明節の日。雪蘭が母親の墓参を終えた帰りでした。そして、林冲と魯智深が会ったのも同じ清明節です。清明節を迎えるたび、林冲の胸にはさまざまな想いが去来することでしょう。
さる3月27日は“さくらの日”だったそうですが、あいにく広い範囲で冷たい雨が降っていましたね。
みなさんの地方では、もう開花宣言はあったでしょうか?
桜はまだでも、梅や桃、杏などの花はもう咲いていることでしょう。
今日はぜひ、花を見上げてみてくださいね。
さくら、三分咲きです!