山深い
成羽から、海辺の
常山に嫁いだ
鶴姫は、はじめて海を見た時、どんなふうに感じたでしょう。
そして、きっと最後の日も、さまざまな思いを胸に、明るい瀬戸内海を見つめたに違いありません。
(“晴れのくに”と呼ばれる岡山は、当時も晴れの日が多かったはずです)
鶴姫の物語に、悔しさ、哀しみばかりではなく、凛々しい清々しさを感じるのは、常山の空や海が、とても明るいからかもしれません。
……と本丸跡で感慨にふけるわけですが、よく資料で見る
「女軍の墓」がありません。
本丸跡には、案内図のようなものもありません。
あきらめて帰ろうとした時、石段を見つけました!
降りていくと、そこが
女軍の墓でした。
大きな供養塔が2基、中くらいのものが4基、小さなものが34基。
鶴姫夫妻とその家族、34人の侍女たちが、日当たりのよい草原に身を寄せ合うように並んでいました。
車道はこの二の丸跡側に通じていますが、登山道は本丸へ出るので、登山道を使う方は注意してくださいね。
それと、崖崩れは、車道に岩が落ちているのではなく、道自体が完全に崩落しています。
人間も通ることができませんし、雨のたびに崩落がつづいているので、かならず登山道を使ってください。
なお、山中には一切、売店、自動販売機、水飲み場のようなものはありませんので、トレッキングにふさわしい装備で出陣しましょう。
岡山県玉野市での
「正子公也武将画展~常山の鶴姫と岡山ゆかりの戦国武将たち」、好評開催中です!
会期は
5月末日まで。ぜひご訪問ください。
会場は、岡山駅からJR宇野線で約45分 - 宇野駅- 徒歩約15分
ショッピングモール メルカ2階
「たまののミュージアム」
↓
http://tamanokankou.com/kankou/tamanono_museum/
時間 10:00~19:00(水曜休み)
入場料 無料
お問い合わせ 0863-31-6131
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。
東北地方太平洋沖地震消息情報検索
日本語、英語、韓国語、簡体字中国語、繁体字中国語の5カ国語に対応しています。