常山は
岡山市と
玉野市にまたがってある山です。
宇野線常山駅のすぐ前にそびえています。
地元の小学校の遠足先でもあるそうですが、実際に登ってみると……なかなか険しいです!
車道もあるのですが、現在は崖崩れで通行止め。
蛇行する急な登山道を2時間ほど登っていきます。
途中、今でも満々と水をたたえる大きな
井戸や、
供養塔のならぶ郭跡などがあります。
そして、いよいよ山頂。
本丸跡です。
城主の
上月(上野)高徳は、最期、大きな岩の上で切腹した……と記されていますが、それに由来する大きな
「切腹岩」、石碑、展望台などが立っています。
展望台からは瀬戸内海も見ることができます。
鶴姫の時代には、常山のすぐそばまで海がきており、常山城はたいへん重要な交通の要衝でした。
高徳は四国(鶴姫の母方の
三好氏でしょうか)に援軍を求め、あるいは海上への逃亡も考えていたかもしれません。
水軍の将である
浦宗勝が寄せ手の大将だったのも、海上を封鎖し、援軍に備えるためだったのでしょう。
水陸から包囲され、常山城は絶体絶命の危地に陥ります。しかし、「降伏」という選択はありませんでした。
小早川軍も山腹の間道に部隊を配備し、逃亡を厳重に警戒していました。
常山城の人々は、高徳、鶴姫、その息子たち、老母、妹、家臣、侍女まで、ことごとく玉砕します。
(つづく)
岡山県玉野市での
「正子公也武将画展~常山の鶴姫と岡山ゆかりの戦国武将たち」、好評開催中です!
会期は
5月末日まで。ぜひご訪問ください。
会場は、岡山駅からJR宇野線で約45分 - 宇野駅- 徒歩約15分
ショッピングモール メルカ2階
「たまののミュージアム」
↓
http://tamanokankou.com/kankou/tamanono_museum/
時間 10:00~19:00(水曜休み)
入場料 無料
お問い合わせ 0863-31-6131
我々は決して負けない!! All Men Are Brothers 梁山泊一同
被害に遇われた皆さまに、心よりお見舞い申しあげます。被災地の復興をお祈り致します。
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