2010年 10月 11日
『絵巻水滸伝』ハイライト(71)
『絵巻水滸伝 第6巻〜祝家荘風雲』ハイライト(1)

 石秀は気合とともに刀を弾き返したが、娘は体勢を少しも崩さず、舞うがごとくにふわりと飛んで、距離をとった。石秀は戸惑った。
 男を相手にするのとは、あまりにも勝手が違う。二人は再び刃を交えた。娘はこの戦いを楽しんでいるかのようだった。闘いが激しくなるほどに、その双眸は輝きを増し、太刀筋は冴えわたる。娘の全身から生命力が輝きだしてくるようだ。
「とんでもないお転婆がいたもんだ」
 双刀を鍔で受け止め、石秀は思わず感嘆した。
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「──私は“一丈青”扈三娘」



絵巻水滸伝(第6巻)(第四十一回 一丈青より)
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by suiko108blog | 2010-10-11 00:58 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(0)


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