2010年 08月 23日
『絵巻水滸伝』ハイライト(56)
『絵巻水滸伝 第5巻〜天魁星受難』ハイライト(3)

 人々の静寂と凝視の中、宋江は、ふいに筆を取り上げた。
 黒々と濡れた雄渾な文字が、筆先から一気に迸る。
『心在山東身在呉──』
 憑かれたように腕が動いた。
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   心在山東身在呉
   飄蓬江海漫嗟吁
   他時若遂凌雲志
   敢笑黄巣不大夫
 宋江は四句を一気呵成に書き上げた。




絵巻水滸伝(第5巻)(第三十五回 闘船より)
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by suiko108blog | 2010-08-23 01:39 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(0)


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