2010年 06月 10日
『絵巻水滸伝』ハイライト(26)
『絵巻水滸伝 第3巻〜血戦鴛鴦楼』ハイライト(4)

 宋江は振り返り、遠ざかる故郷の山河を眺めた。
 その風景が、涙で滲んだ。
「これが──」
 明けていく空を仰いだ。
 朝日は遠く、吹き抜ける風は冷たい。
 これから家は、天よりも遠い所になるのだ。
「これが──わたしの運命なのだ……」
 空には、燃えるような朝焼けが始まっていた。
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 絵巻水滸伝(第3巻)(第20回 転蓬より)
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by suiko108blog | 2010-06-10 06:26 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(0)


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