2010年 05月 09日
『絵巻水滸伝』ハイライト(16)
『絵巻水滸伝 第2巻〜北斗之党』ハイライト(6)


 晁蓋の屋敷の裏手は小高い山になっていたが、その斜面に聳える木の上に、道服の男が佇んでいた。
b0145843_0563912.jpg
 道士というには眼光鋭く、研ぎ澄まされた刃のようで、妖気さえが漂っている。その周りには、蝙蝠が飛び交っていた。
 長い髪が夕方の風にあおられて、昏い炎のように逆立っている。その奥に潜む目は、果てしない淵のようだった。
「……ここか」
b0145843_058943.jpg



 絵巻水滸伝(第2巻)(第15回 北斗の党より)
[PR]

by suiko108blog | 2010-05-09 00:58 | 絵巻水滸伝のススメ | Comments(0)


<< 『絵巻水滸伝』セリフ選18)      ★梁山泊の108人 其之九十一 >>