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2009年 09月 02日
★梁山泊の108人 其之五十六・五十七
★歩兵軍将校
十七名いる歩兵を率いる頭領たちです。少数の兵で遊撃部隊的な働きを担うことが多く、敵の城市などへ潜入し、攪乱や煽動を行うこともあります。

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90★地短星“出林竜”鄒淵
(ちたんせい しゅつりんりゅう すうえん)





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91★地角星“独角竜”鄒潤
(ちかくせい どっかくりゅう すうじゅん)










二人は兄弟ではなく、叔父と甥の関係である。ただし、年齢は殆ど変わらない。
叔父の鄒淵は純真で感じやすく、頑固で激しいという複雑な気性の持ち主である。甥の鄒潤は第九十一位の好漢で、生まれつき異様な顔をしており、後頭部には瘤があるため、あだ名を“独角竜”と呼ばれる。この瘤は非常に固く、頭突きで松の木をへし折ったこともある。もともと博打好きのごろつきで、登州の登雲山で強盗をしていたところ、遠縁の“小尉遅”孫新から解珍・解宝兄弟のため牢破りの手伝いを頼まれる。助太刀を頼まれた二人は、信用できる手下を引き連れて牢破りに一肌脱ぐと、一族とともに梁山泊へ身を投じた。
大好きな博打が出来れば、それ以外の細かい事にはこだわらないようだ。梁山泊の中では、最も“山賊”らしい二人である。

by suiko108blog | 2009-09-02 02:27 | 絵巻水滸伝人物名鑑【梁山泊】 | Comments(2)
Commented by 耶律夷列 at 2009-09-04 18:43 x
 原典では魯智深が禅丈で松の木を折るくだりがあるわけですから、つまり松の木を折ったこともある鄒潤の頭は魯智深の禅丈と比べても遜色のない威力とも言えますね。原典と違って絵巻ではその頭で活躍もしていて嬉しいんですが、こぶの中身が全て骨だとしても首が相当丈夫でないと駄目でしょうし、普通の人とは体の構造や鍛え方も違っていそうですね。
Commented by suiko108 at 2009-09-05 14:56 x
鄒潤のコブの中身…そういえば考えたことがありません!骨なのか、肉なのか、脂肪なのか、それ以外の何かなのか…気になります。このコブを活用するために、鄒潤は日々、首を鍛えているのかもしれませんね。


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